脂肪溶解注射(メソセラピー)とは

「メソセラピー」という名でも知られるこの痩身法は「脂肪溶解注射」による美容整形ダイエットです。脂肪溶解注射とはその名のとおり、薬剤を注射することで、身体についた皮下脂肪を柔らかくして溶かす施術です。

もともと、メソセラピーという技術は、1952年にフランスの医師が開発した注入技術で、のちに痩身に応用され、現在では欧米を始め世界各国で人気を呼んでいます。

メソセラピーの方法と効果

注射器や「メソガン」という専用器具を用いて、皮下に注入します。
この施術は、医療行為にあたるため、通常のエステサロンなどでは取り扱っていません。美容外科クリニックで「治療」の一環として行われます。

注射できる部位は、皮下脂肪のあるところならば全身が対象になります。
一回の施術で対象になる範囲は手のひらを広げた程度になります(薬剤の用量に上限があるためです)。
この注射を1〜2週間に一回ほどのペースで何回か重ねるプランを実施します。

部分やせ、全身のサイズダウンはもちろん、体型を細かく調整する「ボディデザイン」が可能です。
自分ではなかなか解消できないセルライト除去にも効果的です。

もちろん、顔や首などにも施術でき、たるみ解消に効果があるほか、シワの除去、肌あれの改善や傷跡の除去にも効果があると言われます。

メソセラピーのメリット

【施術は短時間】
メソセラピーでは、施術時間が一回で5〜10分と大変短いのが特徴です。別途、麻酔の時間に30分程度を要しますが、短時間で効果が高いため効率の良い施術と言えます。
さらに、治療頻度は1〜2週間に一度でいいので、生活リズムを変える必要がないことも人気の理由です。

【短期で効果を実感】
一般にダイエットは長期間続けなければ思うような効果が見られませんが、脂肪溶解注射ではとても短期間で効果を実感できます。
個人差はありますが、2〜3回の注射で効果を感じられる方が多いようです。

【リバウンドしにくい】
食事制限や運動で苦労したり、ストレスと抱える必要がないうえ、リバウンドしにくいことが特徴です。
注射される薬剤は、脂肪細胞を溶かして、血液を介して体外に排出させる効果を持っています。その結果、脂肪細胞自体が減少するので、再度脂肪が付くための“空席”が無くなるのです。

【痩せにくい部位もカバー】
注射によって、身体のどこでもピンポイントで脂肪を溶かすことができます。
運動によるダイエットを行なう場合、脂肪が落ちにくい部位がありますが、注射ではどの部位も条件は同じです。

【比較的リーズナブル】
クリニックによって異なりますが、メソセラピーは比較的お手頃な料金で受けることができます。
格安なものでは1回につき3000円程度からあります。
1回につき数万円かかるところも多く、料金に大きく差がありますが、これは薬剤成分の配合や施術範囲など、施術の内容がクリニックによって異なるためです。

注射される薬剤の成分

メソセラピーで使用される薬剤は、クリニックによっても成分の配合が異なりますが、主成分は「フォスファチジルコリン」という物質です。

フォスファチジルコリンは、脂肪を燃焼・溶解する働きを持ちます。
食品では大豆などに含まれます。
大豆や卵黄に含まれる脂質「レシチン」もサプリメントとして大変多くの支持を得ていますが、レシチンはこのフォスファチジルコリンの別名と思ってよいでしょう。

他にも脂肪燃焼効果の高いL‐カルニチンなどが配合されることがあります。

メソセラピーの注意点

痩身エステ同様、申し込む前にカウンセリングを受けます。
この際に、ご自分の身体とこの施術が合うのかどうか、よく検討する必要があります。

注射の結果、副作用としてアレルギーなどの過敏反応を起こす可能性があります。
あらかじめご自分のアレルギーや、服用中のお薬、それまでかかった病気についてなど、あらかじめしっかり伝えて相談してください。

フォスファチジルコリンは大豆由来の成分ですから、大豆にアレルギーのある方は受けることができません。
その場合でも、別の成分の注射(脂肪分解効果のあるもの)を受けることができるクリニックがありますので、事前に確認してください。